2019年半ばまで沖縄県内では、3件の大宜味産和そばを取り扱っている飲食店がありました。
どの店も蕎麦に対する評価は非常に好評でしたが、特に大宜味村の旧道の駅にあった「美ゅうびゅう」は10割蕎麦を提供しており、閉店した今でも根強いファンが多くいらっしゃるほど人気があります。
しかし、ぶながやどっとこむが大宜味村の地域活性化を目的として2020年11月に初めて村を訪問させて頂いた時には、大宜味産和そばを取り扱っている飲食店は、蕎麦と天ぷらが有名な「江洲の花」たった1軒のみとなっており、満席で入れない事もしばしばありました。
「沖縄本島で唯一栽培されている大宜味村の和蕎麦をきっかけとして、多くの人に自然豊かな大宜味村に足を運んでもらい、大宜味村の自然や農作物を味わってもらいたい。」そう考えた私達は蕎麦の製麺化・商品化に取り組み、製麺会社や飲食店の多大なるご協力を経て製品化を実現しました。また、その後も引き続き更なる製品の改善と普及活動に取り組んでいます。
ぶながやどっとこむは、製品化した麺を足掛かりとして大宜味産和そばの普及活動を行っています。農家の想いが詰まったこだわりの麺ですが、蕎麦の供給量が限られているなかで、大宜味産和そばを取扱って頂ける飲食店や販売店でのプロデュースを行いつつ情報発信を続けています。
観光客をメインターゲットに、大宜味村内で蕎麦を取り扱って頂ける飲食店にご協力頂けることになりました。
また、お土産用の蕎麦を商品化することで、多くの人に大宜味産和そばを持ち帰って食べて頂けるようになりました。
2021年5月からは、道の駅やんばるの森ビジターセンターの飲食店シーサイドにて大宜味産和そばのザルそばメニューが既に提供されており、隣の特産品販売所では持ち帰り用生麺を購入することが可能となりました。
那覇周辺のビジネス客をメインターゲットに、大宜味産和そばを取り扱って頂ける飲食店にご協力頂けることになりました。
那覇市松山の平家亭で2021年11月24日より提供開始予定です。平家亭では、ざる蕎麦だけでなく、かけ蕎麦やつけ蕎麦など様々な大宜味産和そばの食べ方を提案していきます。個人で訪問した顧客が大宜味村のファンになり、家族や友人と大宜味村に行くきっかけになれれば何よりです。
また大宜味村の良さをもっともっと知ってもらえるように、大宜味産和そばに県産品や大宜味村の食材を組み合わせたメニューも提案していく予定です。