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梅庭園

江洲区にある「有機ファーム ニーヌファ」では、5000坪の広大な敷地で樹齢40年~50年にもなる大きな梅の木が200本以上も植えられています。
梅の栽培は現在の農家さんが土地を購入する以前から行われており、沖縄で最初に梅の栽培を始めた場所でもあります。

OTV Live News イット! で紹介されました。(2021/4/29)

隠れた名所

ニーヌファは、土地を守ることを重要とし人との繋がりを大切にしているため商売にあまり重きを置いておらず、現在は特に梅庭園の宣伝をしていません。しかし普段から手間暇をかけてきちんと手入れされた庭園はとても素晴らしく魅力があり、庭園内を歩いているだけでとても晴れやかな気持ちにさせてくれます。そのため紹介などで梅狩りに訪れた方は庭園に魅了されリピーターになる人も多く、知る人ぞ知る梅狩りを楽しめる隠れた名所となっています。

収穫時期と手入れ

梅の花の見頃は12月~2月で、実の収穫時期は4月中旬~5月上旬頃まで、4月下旬頃からは沢山の鈴生りの梅の実が目を楽しませてくれます。ただし毎年実るわけではなく、2020年は台風の影響もあり殆ど実らなかったそうです。また道の駅などでたまに梅を出荷すると評判が良く直ぐに完売してしまいます。
ニーヌファのご主人は、土地に悪影響を及ぼすことから農薬や重機を使うのを嫌がる筋金入りの自然派で、広大な庭の手入れを基本スコップで行なっており、奥様が梅に日光を当てるために、たまに電動チェーンソーを使って邪魔な木の枝を切ると、目が点になっているそうです。

青梅の食べ方

生食は避ける

梅に含まれるアミグダリンという成分は、青酸配糖体(シアン化合物)の一種です。(青酸カリとは異なります。)
少量摂取では心配はないが、大量摂取してしまうと急性中毒を起こすといわれてます。
梅の実に特に多く含有しており、生食はなるべく避けるべきです。

干す・漬ける

アミグダリンは元々完熟すると分解され糖に変わります。塩漬けや砂糖漬けなどの加工によっても、アミグダリンの分解は促進され、分解されて無害なもの(糖)に変化します。塩で梅干しにするの良いですし泡盛と蜂蜜に漬けて梅酒を作るのもおススメです。


梅の果肉には老化や生活習慣病を防ぐ坑酸化物質がたっぷり含まれています。毎日の食生活に梅干しを取り入れ健康ライフを楽しみましょう!!

梅干しの歴史

沖縄での青梅の収穫時期は5月ですが、本土では6月上旬です。
梅を塩漬けにした「梅干し」の歴史は古く、かつては食用以外にも用いられてきました。
平安時代中期の医学書「医心方」には梅の実を塩漬けや燻製にしたものが薬として用いられていたことが記されています。
戦国時代の武士たちは、日持ちが良く嵩張らない梅干しを携帯食や薬として愛用していました。
梅干しが庶民に浸透したのは江戸時代になってからといわれています。

ニーヌファで獲れた青梅から作った梅干し